投稿

2月, 2004の投稿を表示しています

思い出

イメージ
休みのたびにあなたのひざ枕で 耳をほじってもらったね ああ あなたの あのお母さんの 優しいにおいがなつかしい 私はあまりの気持ちよさに あなたのひざ枕で眠ってしまう あなたはいつもの優しさで いつまでも寝かせてくれた ああ あの時が 私の幸せの時だったんだよ あなたはお風呂が大好きだった 休みになるといつも一緒に入ったね あなたはぬるめのお湯に 永く入っているのが好きだった いつもあなたの背中を流したね あれは結構辛かった でも楽しかった 本当にあなたのことが大好きだった 私は休みの日の朝食を作るのが楽しみだった あなたを朝寝坊させて あなたの好みの甘めの玉子焼き ジャガイモを千切りして明太子を入れた炒め物 また うちでとれた野菜のおひたし 豆腐のお味噌汁 さぁ 今日のお味はどうかな? あなたは好き嫌いが多かった 魚は駄目 肉は駄目 あなたに美味しく食べてもらおうと 私の少ないレパートリーから趣向を凝らして・・・ おう 今日の料理は上出来だ! どう? 今日のお味は? 「私はシンプルなのが好きなのよね」だって! ショック・・・! さぁ 次の休みには美味しく食べてもらい 褒めてもらえるよう頑張らねば! 父が語る母との思い出は 私にとっても記憶にある懐かしいことばかりで・・・ いつもなら当たり前のように見てきた風景だったのに もう二度と父と母が一緒にいるところを見ることがないなんて 信じられないくらい常に見ていきた風景でした。 以前は、当たり前だった毎日が 実は、どんなに暖かく幸せな毎日だったのか 母を失って、初めて気付きました せっかく気付いたのに、 ありがとう!幸せだったよ!と伝えたいのに もう、母はいないんですよね・・・ 素材: ~雪月花舞~ 様

キミに届け!ひとりごと

イメージ
日差しは春めき 陽気になってきているというのに ひとりぼっちの私の心は いまだに寒々とした冬に向かって走っているようだ 私の人生で幸せだったのは お母さんと死別(わか)れるまでだったのだろうか 今はまだ会社に行っているから 会社での会話がある しかし あと一年もすれば定年になる 元々人付き合いが好きではないため 友達もいない おまけに出不精だ 定年後は家にこもり ひとりぼっちで喋る相手もなく 今日は一日 ひとことも声を発せなかったという日があるのでは・・・? これから私はどうなっていくのだろうか・・・ ただ死ぬためだけに生きるのだろうか・・・ いや こんな消極的な気持ちでは 本当に駄目になってしまうだろう 元気を出して 生きていかなければ・・・ 今までは幸せの中にどっぷりつかり 生きることなんか考えなかった いや 考えていたとしても苦にならなかった 幸せをくっつけた状態で考えていたからだろう 一人で生きていくのって難しいね 一人で生きようとするから難しいのか 心の支えが欲しい あなたの愛で暖めて欲しい あなたの優しさで生きる元気を与えて欲しい 他人(ひと)様の優しさを感じた時 急に淋しさがこみ上げ こんなことを考えてしまう 恋しいよ 逢いたいよ 今すぐにでも飛んで行って抱きしめたいよ あなたのそばで暮らせるならば どんなに心が安らぐことか・・・ 優しさが 恋しくて・・・ 恋しくて・・・・・・ 生前の妻は 優しかった 可愛かった いい妻だった しかし 私を置いて 早々と逝ってしまった・・・ 私は死ぬほど淋しく 悲しく 心細い日々を送らなければならなくなった こんな想いをさせる妻は いい妻だったと言えるだろうか この頃 私を置いて逝ってしまった妻に 腹立たしくさえ思えるようになった それでもやっぱり 恋しいよ 逢いたいよ 「日薬」なんて言葉があるけれど 愛する人を失うという悲しみは、やっぱり深く

百か日を迎えて

イメージ
人生の道のりの 暗い見知らぬ道に 捨てられた子犬のように 淋しさと 悲しさと 不安に駆り立てられ これから先 どうさ迷い歩いたらいいのか・・・ あなたと歩いてきた分だけ 年月を過ごしていけば この淋しさは癒されていくのでしょうか・・・ もし癒されるとしたら 今はまだ100日目 淋しさ 悲しさ 不安に もがき苦しんでいて当然ですね 母の百か日は2月13日でした。 父はだいぶ精神的に落ち着き始めていますが そんなふうに落ち着きを取り戻すのと同時に この悲しみをもっといろんな人に知ってほしい まだ、未来のある若い人たちに 何かを感じ取ってほしいと思うようになりました。 生きている間に 大切な人に大切だと想う気持ちを伝える事 大切な人を大切にする事などをちゃんとしてほしい。 ちゃんと考えてほしい。 いつか死が二人を隔ててしまうから・・・と。 素材: MILKCAT 様