投稿

4月, 2004の投稿を表示しています

短歌・その5

イメージ
藤の花 甘い香りが妻に似て 居ぬはせぬかと つい振り返り 母を思う時・・・病に侵され、弱っていく母ではなく 快活だった頃の、明るく元気な姿が思い出されるので いつまで経っても母の死を信じられないでいます。 もしかしたら旅行に行っているのかもしれない。 お友達と食べ歩きに行っているだけなのかもしれない。 いつか帰ってきてくれるのかもしれない。 振り向けば そこに居るかもしれない。 そんなことはないとわかっているのに つい そう思ってしまう自分が居るのです。 素材: 夢幻華亭 様

短歌・その4

イメージ
仏壇の 花に添えたし 山桜 妻も喜ぶ 甘い花の香 <父より> 裏山にきれいに咲いていた山桜を添え足したら 豪華になり、甘い香がしました 穏やかに 心漂う ふわふわと ああ、春うらら ああ、春うらら <父より> この、のんびりとした穏やかな春日和の中を お母さんと過ごしたかった・・・。 強風に 吹かれ舞い散る 山桜 自然の恵み 春の味わい <父より> 穏やかな中での花見、風に舞う花吹雪・・・。 それぞれに風情があるけれど、お母さんならどっちを好むのかな? 素材: 十五夜 様