初孫誕生
お母さん、
9月13日に下の娘が出産しました。
待ち望んでいた初孫の誕生です!
3400gもある、丸々と太った男の子で
陣痛が始まって24時間と30分間の大仕事だったそうです。
母子共々に頑張ったんですね。
お母さん、
孫の顔を見ることが出来なくて残念だね・・・とは言いません。
だって、孫が生まれてくるまでの過程を
お母さんがズ~ッと見守ってくれていたんでしょう?
ありがとう・・・。
義母さんが優しい方で
お母さんの分までお世話していただいているそうです。
感謝です・・・。
私は仕事の都合がなかなかつかなくて
出産後、娘が退院する一日前に
やっとお見舞いがてら孫に逢いに行ってきました。
初孫との初対面です。
♪こんにちは、赤ちゃん。私がジィジィよ♪・・・ってね!
でも、正直に言って
可愛いな~とは思いませんでした!!!(爆)
我が子のときもそうだったけど
生まれたばかりの赤ん坊ってそんなに可愛くないんだよね(^^;)
その後ズ-ッと見ていませんでしたが
娘がメ-ルで写真を送ってきたり、電話で話を聞くと
産後の肥立ちも良くて母子共に順調に来ているようです。
娘からの便りを見聞きしていると
可愛くてしょうがない様子が見受けられ安心しています。
10月29日にお母さん、あなたの3回忌の法要がありましたね。
娘は孫も連れて来てくれました。
孫にお仏壇とお墓で逢うのは初めてでしたよね。
孫を見ることが出来て、お母さんも嬉しかったでしょう?
このままスクスクと育ってくれることを願うばかりです。
お母さん、これからも家族みんなを見守っていてくださいね。
初孫が出来て、本当に良かったね。
お母さん、
ズーッと見守っていてくれて、ありがとう。
これからも、どうぞ安らかにおやすみください。
2年前の11月6日に母はこの世を去りました。
生前の母が一度だけ、こんなことを言ったことがあります。
「なぜ、私達夫婦は孫の顔を見ることが出来ないのかしら。
私達は私達なりに真面目に人生を送ってきたのに
それでも孫の顔を見ることが出来ないなんて
何が悪かったというのかしら・・・。」
前後の脈略もなく、独り言のように母はこう言いました。
孫が欲しいという言葉を母から聞いたのは
後にも先にも、この一度きりです。
色々思うところはあっても、きっと胸にしまっていたのですね・・・
私も、妹も、とうとう母に孫を抱かせてやれませんでした。
先日妹が出産した赤ちゃんは
なぜか入院中の母の顔にソックリでした。
元気だった母は一日、また一日と、死に近付くに連れ
段々と赤ちゃんのような表情になっていったのですが、
その時の表情にソックリだったのです。
赤ちゃんの中には、妹を通じて母の血も一緒に流れています。
新たな命は次世代を表すと共に
母の時代だけではなく、
私自身でさえも過去になっていくのだと考えさせられます。
もう、母も、父も私も、自分達が主人公だった舞台は終わり
新たな舞台が始まろうとしているのです。
母はきっと向こう側で見守っていてくれていることでしょう。
私達は新たに誕生した命を
その裏で支えていきたいと思います。
良い時代、良い舞台となるように・・・。
素材:父撮影