一周忌




おかあさん
あれから四季が一巡しました
あなたと歩いた36年
楽しかった
幸せだった

あなたは優しい妻でした
頼りがいある友でした
心強い同志でした

あなたは霜月に逝ってしまった

あなたと二人で今年の冬の寒さを感じたかった・・・
あなたと二人で今年の春の桜並木を歩きたかった・・・
あなたと二人で今年の夏の蝉の声を聴きたかった・・・
あなたと二人で今年の秋の星月夜を眺めたかった・・・

あれから一年
今年も霜月がやって来た

淋しかった
苦しかった
悲しかった
辛かった

あと35年過ごせば
この切なさは癒されていくのでしょうか?

時には星となって
風となって
光となって
鳥となって
花となって
私達のことを見守っていてください

安らかにお休みください
おかあさん ありがとう
2004年11月




母の命日は11月6日ですが
10月30日に一周忌を行いました

母が天に召されて早くも1年・・・

父と母が二人で歩いた月日は全部で36年間ですが
それを思えば、まだたったの1年です

共に歩いた36年
これと同じだけの時間が流れれば
ようやくこの悲しみも薄れるのでしょうか?

1年なんてあっという間
けれど
悲しみが本当に過ぎ去るには
まだまだ時間がかかりそうです・・・



素材:十五夜


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