短歌・その8



秋祭り はやしにのって 神輿舞う
聴こえてきそう 妻の掛け声



華やかに 咲きほころびし 彼岸花
若かりし日の 妻の面影




母は本当に長い間、町内に貢献しましたが
中でも、二度ある町内のお祭りが大好きでした。

自分のネーム入りの提灯や法被も作り
神輿を汗だくになりながら担いだりして
とっても精力的に参加しました。

母がこの世界を去っても
そんなことは忘れてしまったかのようにお祭りはやってきますが
母の掛け声のない、母の姿を見掛けないお祭りなど
まるで気の抜けたサイダーのようです。



素材:十五夜


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