愛しの妻へ




あなたと歩いた36年間
私は本当に幸せでした。
私が23才、あなたが25才
経済的にも精神的にも
未熟な私をあなたは支えてくれた・・・。
今も尚・・・。

あなたの存在は
時には母のような、姉のような、妹のような・・・。
あなたはやさしい妻でした。
かわいい妻でした。
元気で活発な人でした。

時には意見が合わないこともありました。
でも、そんなあなたが大好きでした。

子供の教育、家の切りもりと苦労をかけました。
これからの老後を楽しく過ごすために
色々と計画をたてていましたよね。
私もあなたへのご恩返しをすることを
楽しみにしていました。

あなたは夢なかばにして逝ってしまった・・・。

残念でなりません。

でも、あなたは一生懸命頑張って生きてくれました。
もう、この世にあなたが居ないなんて
夢を見ているのか
現実なのか
今もなお、信じられません・・・。

あなたに逢わせて頂いた神様に感謝します。
本当にありがとう。

やすらかに。




母を失い、新しい年を迎え
1月もそろそろ半ばにさしかかろうという頃
突如として父が母に宛てて書いたものです。

父の承諾を得て掲載いたしました。

私達の母を失った悲しみは
まだまだ癒えていません・・・

けれど、父も、私も、少しづつ
悲しい現実を受け入れ
顔を上げて、歩いています。



素材:十五夜


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